ワインの聖地マールボーロ

 マールボーロは南島の最北端に位置し、オークランドから16人乗りのプロペラ機で1時間20分で
着く(町名ブレノン)。北島最南の首都ウェリントンからはプロペラ機で20分である。ここはニュージーランドワインの41%を生産する聖地であり、63のワイナリーがある。
東面には乾燥した丘陵、西面には小高い山並を遠望する広大な峡谷で(4354ha)、陽射はニュージーランド一多く、温暖で夜になると冷涼な空気と葡萄収穫期の温度が理想的とされる。開墾されて30年に満たないこの地でソービニヨン・ブランが造られたのである。

 ニュージーランドのワイナリーは大変分かりやすく、それぞれに『セラー・ドア』と称する試飲室が整備されている。誰もが無料でどのワインも試飲できるとあって、週末には気軽にワインを愉しむ家族連れで溢れ返る。ニュージーランド人(キーウィ―)がワインを愉しむようになったのはこの10年程で、今や自国ワインの高品質と手頃な価格に自信すら抱いている。

かつてマールボーロのワイナリーが産み出すワインの高品質さと真摯な作り方に感嘆したことがある。その殆どがすでに日本と代理店契約を結んでいる中、のべ25ほどのワイナリーを巡り、ソービニヨン・ブラン、セミヨンそれにピノ・ノアが優れている二箇所のワイナリーに絞り込んだ。これから日本でのテースティングと契約条件の交渉となる。

こぼれ話 

真夏のシャンパンクリスマスとコミュニティ

 マールボーロでクリスマスの招待を受けた。早朝、知人の娘夫婦の家に出かけ、シャンパンを次々に開けてメリークリスマス。長老がもみの樹の下に座り溜まったプレゼントを渡す。子供だけに渡すのではなく夫から妻、子供から親、祖父・祖母、妻から義理の母、兄弟などが相互に渡し合う。ホームメードのパンと紅茶を飲んだ後は、昼前に知人の農場に地域の友人とで集い、強い陽射の下で再び相互にプレゼントの交換。シャンパンと食事。小さな幼児すら大勢の年寄りや親戚に挨拶をし、会話を自然に交わす光景に、新鮮な感動を覚えたのだった。

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