アデレードは41℃の予報。さてパースはどこまで上がるのか

鴨のコンフィの下にベトナム生春巻、焼いた餃子皮でキュウリと野菜を巻き北京ダッグのソースで食べる。生春巻のコリアンダーにタスマニア産のピノ・ノアが見事にマッチする。今回タスマニアを日程に入れなかったのは後悔もの。黒胡椒の香り、色、味わいはパーフェクト。
アデレードからパースまでは3時間15分かかる。日・韓間と同じ。機内で鶏肉サンドの軽食が出る。飛行機に乗る前、アデレード市内のビアラウンジでステーキサンドを食べて余計だった。しかし オーストラリアはビールも美味い。アデレードの到着ロビーは狭くて混雑していたので、出発ロビーもさぞやと心配したが、広くて閑静なものだった。でも、パース空港はより素晴らしい。

 

パースの北には有名なワイン産地Swan Valleyがあるが、近年その比重が激減しており、思い切って空港から新興の銘醸地Margaret Riverへ直行することにした。マーガレット・リヴァはめきめき実力を発揮して、現在オーストラリアで最も魅力的な産地になっている。96年から99年のわずかの間にも、栽培地が倍に広がったという。

 

パース空港から250kmを南下する。3時間半のドライブで、到着は夜7時半。アデレード時間では10時である。ホッとした。
なかなかワイナリーの町に辿り着かず、今夜の宿のことを考えるうちに焦ってきて、終いには違法にも相当車を追い抜いてしまった。
宿が分からずフラリと入り込んだモーテルで、受付の女性がホテルやロッジを電話で探してくれた。言われたホテルへ向かう途中にB&Bを見つけ、そのローズウッド・ロッジで一部屋を見つけることができた。

なんとマーガレット・リヴァの夜は相当に寒い。ニュージーランド用に持参した長袖シャツとフリースを着て震える始末。これがこの産地のワインに好影響を与えるインド洋の冷気らしい。
夕食を町の中心部(といっても200m程度の坂道)の、そこだけとても混んでいるレストランVATで摂り、大正解。要予約だが独りなので何とか席を確保してもらう。食事とレイアウトはニューベル・キュイジーヌ。冒頭の料理がそれ。スタッフはきびきびと動く。値段もそこそこ。

 

と、ここまでメモに記したところ、隣席のカップルからヴァケーションかと聞かれ、さあワインの話で盛り上がった。“Australian wine is the best in the world.”と男性は断言する。ウーム、と答え、疑問な点を提示する。フリーマントル(パースの北、アメリカズカップで有名な所)から来ていて、やたらワインに詳しい(当然か)。マーガレット・リヴァで行くべきワイナリーの名前と推奨ワイン品種をそれぞれ記し、パースへの帰りに寄れと言って、家の連絡先を記してくれた。
この地はシャルドネが有名だろう、と言ったら納得しなかったし、ピノ・ノアはtoo weakと言う。Evans & Tateのシラー図は一人一本しか売らないから買え、とも言っていた。やはりシラーズなんだねえ。それにしても、タスマニアのソービニョン・ブランはタスマニアサーモンにぴったりだ。この微妙な味の移ろいを、オーストラリア人に分かってもらいたいねえ。今日は305km走ったことになる。

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