ニュージーランド編

麗しい国ニュージーランド

 

ニュージーランドには、初めて訪問する。一昨年にサモアからフィリピンへ移動する際に、オークランド空港でトランジットをしたことがあったが、この国の大地に降り立つのは初めてである。
ニュージーランド。人口380万人の小国。羊の数がその10倍で、牧畜と豊かな自然に育まれた国。効率的な国家運営を行うことで一躍脚光を浴び、国家そのものを民営化している国。国の豊かな潜在力を他国から妨害されないように、あえて情報の発信を控えめにして自国の生活を謳歌している国。オールブラックスと良質の映画を製作する麗しい国。41番目となる訪問国。

ワインについても情報が乏しかった。白ワインが評判で、南島のMarlborough(マールボロ)地域がワイン産地である。北島にHawke’s Bay(ホークスベイ)という産地もあるようだ、この程度でしかなかった。
Providenceがボルドータイプで凄い、と飲んだことがあり、オークランド北部が産地らしい、ということをヒュー・ジョンソンの本で確認していた。

南島の中心都市Christchurch(クライストチャーチ)に到着直前の機体からは、頂に雪を被った高山が荒涼と続き、この国が海洋国であっても、急峻で厳しい自然の中に位置することを思い知らせる。
ちなみに,シドニーから向かうときは右側の席が宜しい。Mt.Cookが3764mの威容を連山として現すのである。

クライストチャーチは、人口31万人。オークランド(35万人)に次ぐ大都市!で、緑なす公園の中に町がある。風が強く日差しも明るいため、高原に立つようで、乾燥して寒い。
ワインガイドの本が充実しており、数冊購入する。ワインやワイナリーの評価はオーストラリアと同じく5段階評価で示されている。ワイナリー数は急激に(週1の割合で)増加しており、南島には、マールボロ地域の58を筆頭に、148のワイナリーがある。北島の170と併せ、ニュージーランドには318のワイナリーがあることを知る。

 

早々と閉まった町の隅のバーでエールを飲んでいるうちに、この店がボトルショップとしてワインを売っていることに気づき、Main Divideカベルネ・メルローを20ドル(1,000円)で買い,ニュージーランドワインの旅が始まった。
この店を出てアジア料理のレストランで、地図を片手に買いたてのワインを飲んでいるうちに、隣席の年配の親子連れと微笑みで挨拶を交わした。吉祥寺の店に釣り道具やアウトドア道具を輸出しているとのことで、日本人に親しみがあったようだ。
老紳士にワインを一杯差し上げたら、テーブルを共にすることになり、訪問目的を知るや、訊ねるべきマールポロ地域のワイナリーとワイン、景勝地のフォックス氷河やクイーンズタウンでの滞在先について指南を受けた。

 

食事もそこそこに切上げて、老紳士Tomの運転でカシミール峠へ上がり,夕闇迫るクライストチャーチの平原を眺めた。マールボロへは河を渡り350km北上する。クライストチャーチに戻ったら、一日ヨットで過ごそうと、誘いを受けた。総人口の1/6(65万台!)がヨットを所有する国だけのことはある。しかしマールボロ地域があまりに気に入って,結局このトム一家との約束は、果たせないで終わったのである。

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