今年もとうとう、残り僅かとなってしまいました。この季節、パーティなどで外食する機会の多くなる季節かと思います。外食を続けますと、どうしてもビタミンやミネラルが不足しがちになってまいります。特に女性にとって、前回お話した冷えと同様に深刻なのが、鉄分の不足による貧血です。お困りの方も多いのではないでしょうか?
鉄分はレバーやほうれん草に多く含まれているのは良く知られているのですが、今回使います牛肉と小松菜にも多く含まれています。牛肉は部位にもよりますが、豚肉や鶏肉と比べると鉄分が豊富です。また、小松菜は意外なことにほうれん草よりも多く鉄分を含んでいます。さらに小松菜はアクが少なくシャキシャキ感があり、ほうれん草よりも食べやすいのも魅力です。
そこで、今回は鉄分も豊富でさらに手軽でおしゃれに仕上がる「ポットローストビーフ」をご紹介いたします。
| ポットローストビーフ
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オーブンがなくてもお鍋でできるローストビーフです。
短時間でしかも見栄えがする、おぼえてお得な一品です。

●栄養価●
(1人分)
エネルギー 384kcal
●材料・分量(4人分)●
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牛もも肉塊
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600g
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塩・あらびきブラックペッパー
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適宜
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オリーヴオイル
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大さじ2
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赤ワイン
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50cc
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ブイヨン
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50cc(キューブ1個を湯でとかしたもの)
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トマトピューレ
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大さじ1
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(付け合せ)
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ペコロス(小玉ねぎ)
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8個
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にんじん
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1本
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水
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400cc(2カップ)
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コンソメ
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1ヶ
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バター
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大さじ1
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砂糖
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大さじ1
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小松菜
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一把(約400g)
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にんにく
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一かけ
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オリーヴオイル
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大さじ1
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塩・こしょう
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少々
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●作り方●
- 牛肉に塩、ブラックペッパーをしっかりめにふり、すりこんで、一晩冷蔵庫におく。
- (付け合せ)ペコロスはかわをむき、にんじんは長さ3cmのシャトー切りにする。分量の水が入った鍋にペコロスとにんじんを入れ、コンソメ、バター、砂糖を加える。一煮立ちしたら、落し蓋をし弱火でやわらかくなるまで煮る。小松菜は根元を良く洗い、5cmに切る。
フライパンにオリーヴオイルとみじん切りのにんにくを入れ火をつける。香りが出たら小松菜を加え強火で一気に炒める。塩、こしょうで味を調える。
- 厚手の鍋にオリーブオイルを入れ、強火で牛肉の表面全体にしっかりめに焼き目をつける。
- 火を中火に落とし、赤ワイン、ブイヨン、トマトピューレを加え、ふたをして約2分間蒸し焼きにする。
- 肉は取り出し、荒熱がとれたら食べやすい幅に切る。
- 付け合わせと共にお皿に盛り、肉の煮汁をソースにする。
●ポイント●
肉を焼くお鍋は、ふたの重い、厚手の鍋を使うと均等に火が通ります。また、600gの塊が大きくて扱いにくい場合は半分にしてもうまくいきます。お鍋やコンロの火の強さによって蒸し焼きにする時間は調整してください。
●コメント●
ブラックペッパーは好みですが、しっかりめに使ったほうが味がしまります。小松菜は下茹しないほうがシャキシャキしておいしいです。
21世紀の申し子ワイン!?
ユニソン セレクション 2000(UNISON SELECTION 2000)
ニュージーランド ホークスベイ産
メルロー、カベルネ、シラー種を組み合わせて造られたフルボディの赤ワイン。ニュージーランドは南半球のワイン銘醸地として極めて高く評価されており、中でもユニソンの産地、ギムブレット・グレイヴェルズ地区は「ニュージーランド原産地呼称制度」で唯一認められた高品質ワイン産地です。
また、ニュージーランドは羊の数の多さで有名ですが(国民数380万人の10倍以上!)、実は日本と同じ島国で、魚介類豊富、料理の味付けもシンプル。当然ユニソンワインと和食の相性は抜群です。
フルボディなのにシンプルな味付けの野菜・肉料理にあわせられ,日本人の嗜好にも良くあったワインといえるでしょう。
21世紀は野菜の時代といわれています。野菜は案外個性的、且つ繊細で、大変扱いにくいものですが、その個性を引き立て調和の取ることのできるワインが必要となってきました。「UNISON=調和の意」はそんな時代の要求に応えられる、21世紀の申し子!?(ワイン)といって過言ではないでしょう。
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