ワイン入門

Part2 ワインの味の三要素

 ワインの味の三要素は、タンニン(ほろ苦い渋み)、酸(爽やかなすっぱさ)とアルコール(説明不要、ただし適切に醸し出されたもの)です。大人だけに与えられた愉しみの特権ではないですか。今のご時世、やたら社会が幼稚化して目くらましのような低アルコールに媚びる風潮の中で、たしかな大人の味覚を堂々とかざしましょう。

 

この三要素をトライアングルの姿でとらえ、味わったワインがこれらの要素を満たしながら、どれかが特出して異様に感じられないもの、これをバランスが取れた良いワインと言います。価格の高い、安いには関係ありません。良心的な造り手がしっかり造ったワインであれば、安い価格でもこのバランスのよさが味わえます。もちろん、人の好みは星の数だけあるでしょうから、ほろ苦味が利いて渋いのをよしとする人、酸に弱い人、アルコールが低いほうを好む人、そのいずれにも反対の人、がいて当然ですが、ワインを味わう目安として覚えてみてください。

 

ここに、甘味は出てきません。わが国にはワインが入ってきた経緯として哀しい神話が二つあって、一つはワインは気取ってもの深げに考えながら嗜む高級なもの、それにワインは甘いもの、の二つです。それらに背景はあるのでしょうが、ワインの愉しみとは異質な笑い話でしかないようです。現在もその風潮が残っていたらあっさり拭い去って、ワインは食事と共に美味しいものを、大いに愉しく飲みたいものです。

 

でもその三要素があるワインをどうやって探したらよいのか、ワインは数が多くて覚えられない、難しい、というのが多く伺う話です。ワインはいずれあなたの生涯の友のように寄り添ってきます。ですから友達を得る要領で探すのがポイントです。

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